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麻酔関連麻酔クイズ紹介

2014年9月15日 更新

No.0055 周術期に及ぼすハーブの影響で正しいのはどれか。

  1.  エキナセア − 低血糖
  2.  薬用ニンジン − 鎮静効果の増強
  3.  セントジョーンズワート − チトクロームP450誘導
  4.  ニンニク − 出血傾向
  5.  イチョウ − 高血圧


  • a (1), (2)
  • b (1), (5)
  • c (2), (3)
  • d (3), (4)
  • e (4), (5)
解答

d (3), (4)

解説
専門医試験49B21で問われ、採点から除外されたものを参考にして作成した。

  1. × エキナセアはムラサキバレンギクとも呼ばれアレルギー反応を惹起することがある。また、免疫抑制剤効果を減弱させる可能性がある。
  2. × 薬用ニンジンは低血糖、血小板凝集抑制を起こすことがある。
  3. ○ セントジョーンズワートはセイヨウオトギリソウとも呼ばれ、チトクロームP450を誘導することで知られる。そのため様々な薬物の代謝に影響が出る。
  4. ○ ニンニクは血小板凝集抑制作用を持つ。
  5. × イチョウは血小板活性化因子(PAF)を阻害し、出血傾向を起こすことがある。