2014年5月5日 更新
気道管理
近年、気道確保のための様々なデバイスが導入されてきていますが、喉頭鏡にも数多く種類があることはあまり知られていません。 国内で最も喉頭鏡の種類をそろえている株式会社エム・ピー・アイを取材しました。
麻酔薬の発見が外科手術の発展に大きく寄与していることは異論がないだろう。さらに外科手術の成功率を飛躍的に高めたと言えるのは、気管挿管技術の確立だ。
はじめて経口による気管挿管が行われたのは1880年。スコットランド人医師のウィリアム・マクウェンが、舌根部腫瘍切除のために金属製チューブを気管に挿管し、このチューブを通じてクロロホルムを吸入させたことに始まる。しかし、この時は意識のある患者の口を医師が指でこじ開け、感覚頼りでチューブを挿入していたため、患者の侵襲が大きく、広く一般に普及はしなかった。